こんにちは!@triathlete_yurikaです。
通常、短期の観光の場合ビザもなく入国できるシンガポール。
しかし、Covid-19の影響を受け、入国規制が敷かれています。
そこで今回は、Phase2のシンガポールへの入国に際して必要だった手続きについて紹介します。
長期滞在ビザ保持者のみ入国可能
現在,シンガポールの長期滞在ビザ(労働ビザ及び帯同者ビザ(EP,S Pass,DP等)を含む)を持っている方以外,シンガポールへの入国はできません* 。
長期滞在ビザをお持ちの方も,(再)入国には当局の事前承認が必要です(承認を得ずにシンガポールに到着した場合,ビザの永久剥奪等の処分の対象となります。)。
在シンガポール大使館
2020年3月17日に掲載された上記の発表は、7月2日を最終更新日とし掲載が続いています。
上記の通り、現在(Phase2)のシンガポールは、観光での入国は許されず、シンガポールの長期滞在ビザがある方のみ入国ができます。
私の場合、6月末にSpassのビザが降りたため、入国の権利を得ることができました。
必要な手続き
ビザがおりた後の大まかな流れは
- フライト予約
- 滞在先(SHN)予約
- (シンガポールで使える電話番号取得)
- Entry Approval申請
- Health Declaration申請
です。
ひとつひとつ紹介していきます。
Entry Approval
長期ビザがある方でも、入国に際してMOM(Ministry Of Manpower)に「Entry Approval」を申請する必要があります。
これが、先ほどの「事前承認」に当たるものです。
これは、日本の空港のチェックインカウンターでも提示する必要があるため、これがないと、入国は愚か、日本の空港から出国もできないので注意です。
フライトと滞在先情報が必要
私の場合、就職先の企業が申請の手続きをしてくれましたが、申請に際しては
- フライト情報
- 滞在先情報
を申告する必要があります。
そのため、まずはフライトと滞在先を確保しました。
特に滞在先は、SHN(Stay Home Notice)に関わる重要な項目になるので、変更があった場合は必ず再申告することをお勧めします。
許可は即日でおりる
申請後、通常10営業日以内に許可がおりるそうですが、実際にはほぼ即日で許可がおりました。
許可がおりたあとは「Approval Letter of Entry」が発行されます。
出国と入国の際に提示
このApproval Letterを紙で出力し、
- 日本の空港でのチェックイン
- シンガポールでの入国審査(immigration)
の際に提示する必要があります。
Health Declaration
次に必要なのは、 Health Declarationです。
Health Declarationと言われているものの、実際には「The Singapore arrival card (SGAC) 」のことであり、いわゆる海外旅行時に機内で記入する申告書類的なものです。
Phase2の下では、シンガポール到着日の3日前(7月5日到着の場合、7月3日)からオンラインにて申請することができ、入国において必須となります。
シンガポールで使用できる電話番号
SHN中、MOMからのSMSやwhatsappからの連絡を受け取ルことができる電話番号が必要となります。
必ずしもシンガポールのローカルナンバーが必要なのかは不明なものの、私の場合はシンガポールナンバーを取得しました。
私はiphoneユーザーのため、SIMロックを解除し、SIMを入れ替える方法をとりました。
と言っても、ローカルの携帯電話の契約は出国前の状態ではできなかったため、就職先の方に代理で契約をして頂きました。
DHLで、契約して頂いたSIMカードを日本に送って頂き、シンガポールに着陸後すぐにSIMカードを入れ替えることで、入国審査もスムーズでした(後述します)。
※シンガポールの携帯大手SingtelのSIMのみ20GBプリペイドプランを契約しました。
フライトチェックイン
必要書類を揃えて、いざフライト当日!
私の場合、シンガポール航空でのフライトだったのですが、日本のチェックインカウンターでは、共同運航のANAの方が対応してくださいました。
通常のチェックイン時に確認されるパスポートなどの他に、
- ビザ
- Entry Approval
- Health Declaration
の確認を求められました。
やはり慎重に確認を行っているようで、通常よりもずっと時間がかかりました。
幸いチェックインの列の前の方に並んでいたので良かったですが、後ろの方に並んでいた方はかなりの時間待ったと思います…。
早めにチェックインカウンターへ行くことをお勧めします。
書類は出力するのがお勧め。
これら様々な書類の確認は、「メールの画面でOK」なものもありましたが、紙に出力をしておくことをお勧めします。
携帯の画面で確認するよりもはるかにスムーズな印象でした。
MOMからのメール本文もあるとベター
私のチェックインをの対応をしてくれたANAの方の様子を見る限り「Entry Approvalとはこういうものです!」という見本的なもの、統一されたものがないのか、私が提出したApproval Letterの確認に時間を要していました。
すごく時間がかかっていてので聞いてみたところ、このApproval letterは本当にMOMから送られてきたものであるのかの確認をしていた、との事。
本当にMOMから送られてきた書類であるかを確認するため、MOMからのメールそのものがあるか、と質問を受けました。
結局、Letterの本文中に「MOM」の文言があるのでOKとする、との事になったのですが、入国の際にも同じことがあると嫌だなと思い、就職先の担当の方にメール本文の転送をお願いしました。(結局入国時にその確認はありませんでしたが笑)
かなり時間がかかったものの、無事に手続きを終え、飛行機に搭乗。
シンガポール入国審査
出国はできたけれど、きちんと入国できるかな。。。
と不安で、なんだか落ち着かないフライトとなりました。
着陸後、早速入国管理が徹底されていて、飛行機からおりる際にも名簿で「ちゃんとおりたか?」のチェックがありました。
ICAからのチェック事項
通常のイミグレーションの前に、特設のデスクが設けられ、
- ビザ
- Entry Approval
- Health Declaration
- 滞在先の予約証明書
- シンガポールで使用できる携帯電話番号
の提示を求められました。
ホテルの予約がわかるものの用意を
特に、Entry Approvalに記載の滞在先と、実際のホテル予約が一致しているかを注意深く確認されました。
事前の資料には、「予約した証拠を確認する」なんてことは書いてありませんでしたが、実際には予約したことがわかるものを求められました。
自分でホテルを予約している方はメール画面などで提示できるかと思いますが、企業などがホテルを手配している場合、事前に予約確定のメールを転送してもらうことをおすすめします。
携帯電話番号のチェックも
また、SHN中に連絡がつく携帯の電話番号も、その場でSMSを通じたvarify確認がありました。
別の記事で詳細を紹介しますが、この番号がMOMに登録されることで、SHM中の体温報告などを行う「Homer app」を使用することができます。
Health Declarationはやり直し
Health Declarationについては、結局その場で再申請しました。
というのは、申請画面ではLong Term Pass Holder(長期滞在ビザ)は「Resident」ボタンからの申請になっていたのでそちらから申請をしたのですが、私の場合はまだ正式にMOMでビザカードを受け取った訳ではなかったので「Foreing Visitors」ボタンから申請するように、との事でした。
Foreign Visitorから申請をすると、出国する日も入力する必要があります。
観光であれば出国日も決まっていることがほとんどですが、私の場合移住前提で来ているので、予定日は未定です笑
そこで「ここはどう記入すればいいの?」と質問したところ、そこは「適当な感じで!」という回答でした笑
ここまではとても厳しかったのにここにきてとてもユルい感じがなんとも…笑
とはいえ、これら確認を全て終え、やっと通常の入国審査が行われました。(指紋とったり顔写真とったりするあれ)
実に長い道のり、そして何度もヒヤヒヤしながらも、無事に入国することができました!
以上、Phase2でのシンガポール入国に際しての必要事項について紹介しました。
次は、SHN中の必要事項について紹介予定です!