【海外就職】現地法人は「ゼネラリスト」タイプこそチャンスありな理由

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こんにちは!@triathlete_yurikaです。

このカテゴリーでは、海外就職にまつわるコンテンツを紹介しています。

今回は、私が海外転職にこだわって活動する中で知った、「なるほど!」だったことのひとつ、

「日系の現地法人はゼネラリストタイプを好む」(こともある)

についてシェアしようと思います。

 

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海外では「スペシャリスト」が求められる

これはよく言われている話ですが、海外で就職に強いのは「スペシャリストタイプ」です。

つまり、「営業一筋」「財務のプロ」など、何か特定の分野に優れたスキルを持っている人が有利です。

 

一方、「スペシャリスト」の反対が「ゼネラリスト」。

特定の分野の経験に特化しているというよりは、「営業+マーケティング」「経理+経営企画」など、幅広い職種経験をもち、良く言えば全方位的に仕事を捉えることができるタイプです。

 

日本のプロパーに多い「ゼネラリスト」

未来の経営幹部を育てる

私が10年働いた企業もそうだったのですが、日本のある程度の規模の企業では「ジョブローテーション」があることが多いです。

数年ごとに職種を変えて様々な経験を積ませることで、将来の経営層を育てる、といった狙いがあります。

ちなみに、私は超ゼネラリストタイプで、10年間で5つもの部署を経験しました。

 

ゼネラリストの弱み

ここまで聞くと、ゼネラリストも悪くないように思いますが、こと海外で就職したい場合は訳が違ってきます。(日本のポジション受けた時も苦労したけどね)

 

広く浅い…

幅広い経験はあるものの、悪く言えば「広く浅い」のがゼネラリスト。

特に、私のような中堅レベルで5つの部署となると、それぞれの部署に2〜3年しかいない訳です。

 

「スペシャル」なスキルがない

仮に自分が採用担当で、デジタルマーケティング(実務重視)の中途採用を考えているとしましょう。

Aさん:勤続8年で、営業→PR→Eコマースの経験。リーダークラス。

Bさん:勤続5年、デジタルマーケティング一筋で、SNS運用も広告運用もEコマースも一通りこなせる、メンバークラス。

となると、(場合にもよりますが)正直、Bさんの方が実務レベルではフィットしそうに感じるのではないでしょうか。

 

もちろん、経験年数よりも「実力」が大切なので、中身の濃い経験をしている場合は別です。(「広く深い」なんて最強…)

しかし、私の場合は、5つの部署を経験する中で「これだけは超自信あります!」といえる強みがどれかわかりませんでした。

自信が持てなかったのです。

 

「即戦力」レベルの低さ

これは、海外転職に限らず言えることですが、中堅以降は「即戦力」となることが大いに求められます。

お給料だってそれなりに払うんだから、そりゃそうですよね。

ですが、そもそも、ずっとその会社にいる同世代の人は、その会社のことも、パートナーのことも、業界における立ち位置のことも、自分よりも良くわかっているのだから、その時点で自分は少しビハインド。

それでも自分を採用するのは、プロパーの人たちよりも長けている「何か」があって超即戦力になるから。

と考えると、やはり「このスキルには自信があります!」と言えないと厳しい訳です。

年次が若いうちは「ポテンシャル採用」なんてものがありますが、中堅になってくると、そういったオファーは減っていきます。

 

ゼネラリストはチャンスなし?

やっとここから本題に入りますが。

ここまでの話だと、中堅ゼネラリストは転職で不利でしかないように見えますが、ある日こんな話を聞きました。

エージェントの方と面談をしていた時のことです。

Agent

海外で就職を希望されているのって、将来経営者になりたいとかですか?

s-singapore

そんなたいそれたことは考えていません…!

Agent

そうなんですね!でも特に現地法人に転職する人って、将来自分で会社をやりたい人多いんですよ〜

s-singapore

どうしてですか?

Agent

現地法人って、社員の人数が少ないんで、ある意味自分の仕事を超えてなんでもやらなきゃいけないんですよ。小さい会社みたいなものなので、経営スキルがつきやすいんです。

s-singapore

なるほど、合点。

 

ゼネラリストにこそチャンスあり!

この会話、自分の強みがわからない私にとってはまさに「ブレイクスルー」でした。

海外では一般的に「スペシャリスト」が求められるものの、こと現地法人においては実務レベルでゼネラルに働くことが求められる!という訳です。

 

現に、日経の現地採用の面接を受けた時には、私が想像している以上に「ゼネラリスト」である点が評価されました。

 

考えてみれば、日本の本社から現地法人に出向する人は、現地法人のトップor経営層ポジションor経営者候補で送られる人も多い。

この事からも、日系の現地法人では「経営者候補」になりえる経験や素質が評価されると言えます。

 

バランス力をPR!

企業の方針にもよりますが、少ない人数で力を合わせながら経営をしている現地法人であれば、「これしかできません…」というよりは、「色々なことに適応能力あります!」という方が頼り甲斐があります。

私の場合、経理や人事などの間接部門の経験はなかったものの、「5つの異なる部署でも適応してやってきました!」というのが「幅広い仕事がきても大丈夫です!」というPRになりました。

専門スキルがあることに越したことはないですが、専門スキルがない方も諦めず、現地法人だからこそ求められる「ゼネラル力」をPRしてみるのもおすすめです!

  

 

以上「現地法人こそゼネラルタイプが求められる理由」でした!

 

その他の海外就職コンテンツは、こちらからご覧いただけます。

 

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転職を機にシンガポールに2年、現在はイギリスに住んでいます。
海外での生活や美容について載せています。お仕事の依頼はコンタクトフォーム、またはSNSよりお願いします。

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